若干人間性の問題が垣間見られる日記。
主に行間を読む日記。
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傾注。
今日、若干早いが花見をしようということで、旭川の河川敷を歩いていた。
たこ焼きを買おうと店の近くによると、突然空が暗くなった。
同時にあたりに轟音が響き、よく分からないものが空から飛んできた。
直径は10mほど、高さは2~3mの銀色で円盤状のものだ。
轟音、と書いたが、そのスケールと考えるとむしろかなり静かだった。
その銀色で円形の「何か」から3本の足が出て、着陸した。
扉のようなものが開いて、中から人が3人ほど出てきた。
2本足で人と同じように歩いていたが、防護服のようなものを着ていたため、顔は分からなかった。
何を話しているかは分からなかったが、日本語や英語ではなかった。
また、攻撃してくるようなそぶりもなかった。
彼らはしばらくあたりを見回して、それから俺が買おうと思っていたたこ焼きやでたこ焼きを、それから近くの別の店でファンタを買っていた。
彼らは一旦円盤に戻り、しばらくしてまた出てきた。
そしておもむろに俺の腕を掴んだ。
俺はどうしてよいものかも分からず、そのまま円盤に入った。
円盤の中は意外と殺風景だった。中央に丸いテーブル、それと少しばかりの機械類、それからモニター。どうやら円盤の中はここ1室と、それから着陸用の足があるスペースだけらしかった。
俺は当初おどおどしていたが、彼らは特に敵意を持っている様子もなく、そのまま俺をテーブルにつかせ、なにやら話し始めた。
しばらくして、円盤に軽い振動が走り、急に重力が増えたように感じた。
どうやら離陸したらしい。
俺はとにかく帰りたかったが、何を話しても通じそうにない。少なくとも、日本語や英語はダメだろう、と思った。
が、意外なことに、彼らのうちひとりが日本語で話しかけてきた。若干片言ながら、流暢な日本語だ。少なくともそこらの中国人よりかは数段まともな日本語を喋る。
話から察するに、どうやら彼らも花見に来たらしい。それからたこ焼きが食べたかったそうだ。ファンタはお土産だとか。何処から来たかは分からなかった。かなり遠くの方だろう。少なくとも俺の知識の範疇を超えていた。
それから、俺を乗せた理由だが、「地球人に知り合いをつくっておきたかった」らしい。なんて乱暴な連中だ、とも思ったが、滅多にない機会なのでいろいろ話をしてみた。
何でも、数ヶ月前(というのは計算で出したのであって、実際は彼らは何時間、と答えた)から地球の周りを回って、日本のあたりがなかなかにぎわっていたのできたそうだ。そこで花見、という文化に興味を持ったらしい。まあ、恐らくはたこ焼きがメインだと思うが。
そんなこんなで、しばらく火星の軌道上で話をして、お茶を飲んで、お菓子を食べて、帰してもらった。
帰ってから時間を見てみると、たこ焼きを買おうとしてから30分ほどしか経っていなかった。そんなに短いわけがないので、何かしらの物理現象があったんだろう。しまった、時計を観察して置けばよかった。
そんなこんなで、今日はなかなか稀有な体験をした。
ちょっと長くなってしまった。まあ、いいだろう。
そうそう、今日はエイプリルフールだっけ。
以上。
―ちっぽけなもんさ。俺たちなんて。―
今日、若干早いが花見をしようということで、旭川の河川敷を歩いていた。
たこ焼きを買おうと店の近くによると、突然空が暗くなった。
同時にあたりに轟音が響き、よく分からないものが空から飛んできた。
直径は10mほど、高さは2~3mの銀色で円盤状のものだ。
轟音、と書いたが、そのスケールと考えるとむしろかなり静かだった。
その銀色で円形の「何か」から3本の足が出て、着陸した。
扉のようなものが開いて、中から人が3人ほど出てきた。
2本足で人と同じように歩いていたが、防護服のようなものを着ていたため、顔は分からなかった。
何を話しているかは分からなかったが、日本語や英語ではなかった。
また、攻撃してくるようなそぶりもなかった。
彼らはしばらくあたりを見回して、それから俺が買おうと思っていたたこ焼きやでたこ焼きを、それから近くの別の店でファンタを買っていた。
彼らは一旦円盤に戻り、しばらくしてまた出てきた。
そしておもむろに俺の腕を掴んだ。
俺はどうしてよいものかも分からず、そのまま円盤に入った。
円盤の中は意外と殺風景だった。中央に丸いテーブル、それと少しばかりの機械類、それからモニター。どうやら円盤の中はここ1室と、それから着陸用の足があるスペースだけらしかった。
俺は当初おどおどしていたが、彼らは特に敵意を持っている様子もなく、そのまま俺をテーブルにつかせ、なにやら話し始めた。
しばらくして、円盤に軽い振動が走り、急に重力が増えたように感じた。
どうやら離陸したらしい。
俺はとにかく帰りたかったが、何を話しても通じそうにない。少なくとも、日本語や英語はダメだろう、と思った。
が、意外なことに、彼らのうちひとりが日本語で話しかけてきた。若干片言ながら、流暢な日本語だ。少なくともそこらの中国人よりかは数段まともな日本語を喋る。
話から察するに、どうやら彼らも花見に来たらしい。それからたこ焼きが食べたかったそうだ。ファンタはお土産だとか。何処から来たかは分からなかった。かなり遠くの方だろう。少なくとも俺の知識の範疇を超えていた。
それから、俺を乗せた理由だが、「地球人に知り合いをつくっておきたかった」らしい。なんて乱暴な連中だ、とも思ったが、滅多にない機会なのでいろいろ話をしてみた。
何でも、数ヶ月前(というのは計算で出したのであって、実際は彼らは何時間、と答えた)から地球の周りを回って、日本のあたりがなかなかにぎわっていたのできたそうだ。そこで花見、という文化に興味を持ったらしい。まあ、恐らくはたこ焼きがメインだと思うが。
そんなこんなで、しばらく火星の軌道上で話をして、お茶を飲んで、お菓子を食べて、帰してもらった。
帰ってから時間を見てみると、たこ焼きを買おうとしてから30分ほどしか経っていなかった。そんなに短いわけがないので、何かしらの物理現象があったんだろう。しまった、時計を観察して置けばよかった。
そんなこんなで、今日はなかなか稀有な体験をした。
ちょっと長くなってしまった。まあ、いいだろう。
そうそう、今日はエイプリルフールだっけ。
以上。
―ちっぽけなもんさ。俺たちなんて。―
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