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若干人間性の問題が垣間見られる日記。 主に行間を読む日記。
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傾注。

“幸運が三度姿を現すように、不運もまた三度兆候を示す”
今日ほど、この言葉を実感する日はなかったように思う。
というか、4年に上がってからこっち、イマイチ不運が続いてるんだが、だんだん程度が酷くなってないか?
(独り言)やっぱ姫(天神)か誰かに来てもらうしかなさそうだぞ、コレ
そんな今日は金曜日。
「毎週MBEに行こう!」計画のため、今日も午前中から基板処理。

が、始めようと思った矢先、アセトンの在庫が切れていることが発覚。
ここが最初の警告
今思えば、ここで気付くべきだった。そして、今日は中止しておくべきだった。
(独り言)義姉とよく話してたのは、眠いせいだとばかり思ってたんだが…
だが、先生の一言で(←今日のキーワード)作業手順を一部変更して続行。
普段使わないトリクロロエチレンとか出してきたりして、何とか基板処理を終わらせて。
が、手順変更のためか、あるいはほかに理由があるのか、処理後の基板表面は何とも微妙な状態
ここで、「うまくいかなかったので、後日やり直し」ってことにしておくべきだった。
だが、先生の一言で取り敢えずMBE装置にセットすることに。
そして、2度目のチャンスも見逃す

昼食を終えて、先輩は講義に出席するため離脱。
俺ともう一人とB4、それと先生とでMBEに基板搬送。
そこで成膜装置に先ほど処理した基盤をセットするわけで。

成膜装置ってのは、実際に製膜する部分は超高真空で、直接大気にさらすわけにはいかない。
そこで、成膜室に入れる前に、高真空程度まで減圧できる準備室と呼ばれるチャンバーが用意されていて、いったんそこに試料をセットする手順を踏む必要がある。

が、今日の相棒が準備室に試料をセットする際、位置を少し間違えて斜めに入ってしまっていたようで。
準備室から成膜室に搬送するためのロッドがうまく入らない
本来なら、一度準備室の減圧を解いて、試料をセットしなおすのだが、一度減圧するまでに5分ぐらいかかる。
ので、先生の一言でそのまま無理やり嵌めなおす。
そして3度目の兆候を見逃す

もういい加減うんざりしてきたんだが、まだこの話は終わらない。
というか、ここらへんから本格的に歯車が狂ってくる。

どうにかこうにかロッドを入れて、成膜室に搬送する。
そのためには、成膜室側で受け入れ準備をする必要あって。
試料を成膜室のステージにセットするため、一度ステージを限界まで下げて、その後ロッドで送り込んだ試料を下からステージで拾う、って手順で搬送を行う。
だが、何思ったか、先生の一言で「ステージを搬送位置まで上げましたから、搬送を開始してください」
あまつさえ、一緒に行った友人がステージを下げる作業をしているのを止めてまで、ステージを上げる先生。
だが、先生がするんだから間違いないだろう、多分これであってるんだ、と信じて搬送開始。
3度目どころか4度目の警告すら無視

搬送ロッドを握るのは俺。
だが、構造上、搬送ロッドを操作する人間からは搬送状況が確認できない(多分これが一番の問題)ので、相棒に指示をしてもらいながらロッドを押し込む。
「オーライ、オーライ…」
ガツン
……ガツン?
なんだ、この感触は?突然ロッドが引っかかった?

急いで確認する俺たち。
まあ、ここまでの経過を読んだ人ならわかると思う。
試料がステージに接触したのだ。
いや、接触しただけならよかった。
ステージ壊れたし

原因は、度重なる温度変化で、体積の膨張・収縮を繰り返したねじが緩み、試料が接触した衝撃で脱落したため。
壊れたステージは成膜室の中、当然、超高真空。
一度開封すると、3日間はベーキングが必要な部分。正直、開くのも面倒。
しかも、通常メンテでは触らない部分なので、簡単に分解できる構造になってない。
その部分が破損。
………もうね、楽しすぎる。
(独り言)好き好きタマお姉ちゃん(←俺も壊れた
取り敢えず、状況を確認しようにも、今日の話にならないので、いったん帰投。
来週月曜日に作戦会議、火曜日に分解する予定。

というわけで。
「毎週MBEに行こう!」計画は、大きく加筆・修正されて、「毎週MBEに行って、装置を修理しよう!」計画に発展的解消。
やべぇ、テンション下がってきた。

明日は土曜日。
熱処理とかするつもりだったけど。
うん、しっかり休んでやる。
(独り言)姉さんに甘えるんだ。
以上。

―成功し続けることなどなく、いずれは失敗する―

はいどうも。

何とも素敵な話になってきた。
現実はクソゲー、ってのは承知してたが、さすがにここまで酷いと笑いがこみあげてくる。
当然、ドライな笑いが。

うむ。
ここは主戦場である二次元に立ち返るほかはなさそうだな。
何とかして、好き好きタマお姉ちゃんをしておこう。

以上。
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下記
自己紹介:
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